読み聞かせの「こうするべき」に囚われていた私
スーパーママ講座@大阪での
ランディー英文学博士の講義
「読み聞かせを通じた教育(英語教育)」
この講義でのお話で、
絵本を読み聞かせることが
「幅広い教育」に繋がるワケが
今までにないほど私の深くに
しみていったように感じました。
私が感じたのは、
答えを教える講義ではなく
自分で答えを出すための
講義だったな、ってことです。
会場では、たくさんのママたちと
お話をすることが出来ました♥
レッスンも含めて、
多くのママたちとお話する中で
結構多いご質問の一つが、
「読み聞かせに
正解ってあるんですか?」
というもの。
「お話は、ゆっくり静かに読むべきで
絵本の言葉を淡々と読むのが正解?」
「それとも、対話式で進めるのが
正解なんでしょうか…?」
これは、本当に多くのママが
揺れている問題だと思うんです。
実を言うと、
私も揺れていた一人なんですね。
「対話式読み聞かせ」
という読み聞かせ法を知った時、
私はちょっと混乱したんですね。
というのも私は、
対話式読み聞かせの
表面だけを見ていたからです。
IBEAの
Power Readingの記事に、
(超読み聞かせ)
対話式読み聞かせの方法が
こんな風に載っています。
では、推奨されている対話形式の読み聞かせの方法とは:
1.これは何?という質問を多くする
(絵本を見ながらこれは何?とか、これは何だと思う?などの質問をするそう)2.絵本を一緒に読みながら制約のない会話をする
(つまり解答がある話でなくてもいいので、とにかく子どもに自由に発想させる)3.子どもの興味に沿って会話を進める
(決して親が一方的に押し付ける会話ではないということですね)
これ見てまず私、
「質問したりして
どんどん語り掛けるやり方」
なんだな、って思ってました。
(もちろん、間違いではないけど)
だから、それまでしてきた
「子に空想させたりする余白」
を与えるような、
ゆったりした読み聞かせとは
相反するように思ったんですね。
「対話式」なので、
対話しながら、
というのはもちろんその通り。
なんですが、これって、
子供の観察ってのが
あってこそのお話なんですね。
表面的な対話から、
心と心の対話にも行けると、
私がしたような混乱ってのは
なくなると思います^^
「今は頭の中で何かやってるな」
と思えば、そっとしておく。
「聞いてほしいんだな、披露したいんだな」
と思えば、聞いてあげる。
「同じようなことやってみたいのかも」
と思えば、アクティビティにつなげる。
「あ、これつまらなそうだな」
と思えば、今日の所はやめにしてみる。
「おお!これ好きそう!」
と思えば、同じような本を探してみる。
などなど・・・
対話式読み聞かせにおいて
一番大切だな、と感じるのは
「観察」です。
観察なくして、
質問攻めにしたり
ペチャクチャまくし立てるのは
対話式読み聞かせじゃない
と思うのです。
How Toに囚われていると
やり方に目が行きがちですが。
お母さんたちって、
何か信じる方針があれども
「母のカン」で、
臨機応変に行きたいことも
あると思うんですよね。
「揺れる」ってのは、
自分が頭で選択していることと
心、カンが選ぶこととの間に
ギャップがある時に起こるコト
なんじゃないかと思うんです。
ちょっと揺れる…って時には
そこを見て見ぬ振りするんじゃなくて、
理屈で理解しようとするんじゃなくて、
白黒つけようとするんじゃなくて、ね❤️
一概に何が正しいとか言えない世の中で、
「これが正しい!」とか
「私はこんなにも知っている!」とか
言う人がいたら・・・
私は、まずその人を疑います(笑)
だって、それって危険じゃないかい?
子供って、機械のように
このボタンを押したらこうなる
ということってないでしょ。
マニュアルを参考にするな
ってことじゃなくて、
得た知識や気づきを、
わが子用にカスタマイズする
という意識でいいんじゃないかなー、
と思うのです。
「こう書いてあるからこうしなきゃ!」
なんて、ナイナイ!
答えは何かに求めるのでなく、
得た情報や経験をもとに、
自分で感じ、見つけていく…
というのが、最近になってや~っと
腹にストンと落ちた私です。
肚にストンと落ちた後のショット♥
お料理も美味しくいただき、
おなかも心も(そして頭も)
いっぱ~い・・・でした^^