筍(たけのこ)の皮と梅干しのおやつ|簡単素朴な自然派おやつで旬をいただく
タケノコの皮に梅干しを包んでいただく昔ながらのおやつをご存じでしょうか。
筍の皮が出たらすぐ作れる、春だけの期間限定おやつ。
食べ方やいわれなど、昔ながらの日本のおやつを令和に楽しむ情報をお伝えします。
- タケノコの皮で梅干しを包む昔ながらのおやつの作り方
- 筍と旬の春野菜の豆知識
筍チューチュー初体験の娘。
筍チューチュー知ってますか?
この食べ方を知ったのは、アニメ『サザエさん』で見たのがきっかけです。
私の実母も義母も知らなかったのですが、祖母は「懐かしい!」と知っていました。
同じく漫画だと、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』でも、両さんが筍チューチューしてるようです。
筍の皮にも梅干しにも殺菌作用があるといわれているので、なんという高機能おやつ!
たしかに、昔はおにぎりを筍の皮で包んだり、梅干しは今でもお弁当に添えられたりしていますね。
生だと皮がゴワゴワ
タケノコの皮はそのまま(生のまま)だと、皮に生えている産毛が口に触ります。
熱湯でふやかすと、産毛も取りやすいし梅干しも包みやすいです。
皮がゴワゴワしているのは、若く柔らかい竹を動物に食べられないよう守るためのものだから。
皮があるのは、竹が若い間だけですよね。
固く立派な青竹になるころには、すっかりタケノコの皮ははがれています。
ちなみに、梅干しを包む皮は内側のものの方が甘みがあります。
でもあまり内側すぎるとすぐ割れて包みにくいので、いい塩梅を見つけてください。
皮に生えている産毛の取り方
一番外側の皮ではなく、外側から2枚目くらいの皮を使います。
熱湯をかけ、包丁の背の部分を使い、こそげ取ると上手く取ることができます。
あまり力を入れすぎると皮が破れてしまうので気を付けてくださいね。
皮の産毛が取れたら梅干しを入れて、三角に包みます。
包んですぐだと、すぐに皮が開いてしまいますが、そのうちなじんできます。
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「タケノコは目黒に限る」!?
「サンマは目黒に限る」というセリフはご存じの方も多いでしょう。
ですが、昔は「タケノコは目黒に限る」と言われるほど、目黒の筍は有名だったそうです。
今となっては、あまりにも都会なのでそんな歴史があったなんて驚きですね。
目黒のタケノコ栽培の最盛期は大正時代。「太く、柔らかく、おいしい」と三拍子そろった「目黒のタケノコ」は、目黒式といわれる独特の栽培法によるものであった。目黒式は、地下茎を掘り起こして、深く掘った溝に埋め直し肥料を施す方法で、目黒の土質に合っていた。
(目黒区ホームページより)
こうした、食材から広がる知識のネットワークも、とても面白いですよ。
旬を楽しくいただく
食べ物で旬を感じることは、身体の調子を自然に戻して免疫力を高めることにも繋がります。
しかも旬にいただくことで、食物のパワーを最高の状態でいただくことができます。
「開運フード」と呼ばれる、力を持った食材は旬のものが多いですね!
春の野菜は苦みのあるものが多く、苦味がある春野菜は苦手という人も多いです。
ですが、この苦味成分が秋から冬にかけて体に貯められた毒素をデトックスするとも言われています。
やはり我が子も、ほんのり苦み(えぐみ)のある筍は苦手。
(えぐみが完全に抜けないのは私の料理の腕の問題でしょうかw)
ですが、昔ながらの筍チューチューは好きだったようです。
今のおやつのように甘いものがなかった昔のおやつのひとつ、梅干しのタケノコ包み。
「昔はおやつも旬をいただいてたんだね~!」という話にもなりました。
梅のすっぱさを、筍の香りがマイルドにしてくれて、優しい美味しさ^^
五感教育もそうですが、文化や歴史に目を向ける機会にもなりますね。
家庭だからこそできる、お母さんだからこそできる旬を感じるおうち時間を楽しみましょう♪
こちらも貴重な経験でした!
今も未来も豊かな子育てライフを引き寄せる一歩♪
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