「発達障害は治らない」にガッカリしないで|回復に大事な3つのこと


※脳のスライス写真が出てきますので、苦手な方はご注意ください。
発達障害については、治るとか治らないだとか、良くなるとかならないだとかいろんな意見があります。
脳に損傷を受け、高次脳機能障害、
目次
発達障害は良くなる?
私が自分の経験と体感、そして診断、トータルで見て出すと、
治るという言い方はできないのですが、見方によっては、良くなると言えます。
こちらが、私の小脳です。
受傷後約20年の脳写真:小脳部分が萎縮したまま
頭の後ろ部分にある塊が小脳と呼ばれる部分ですが、その小脳が縮んだままなんです。
動画の中では、主人の脳写真(正常な脳)と比較して説明もしています。
障害を受けた中枢神経系は戻らない
一般的に、「中枢神経系は一度障害されると完全な回復はない」と言われています。
実際、
ですが、治らないという言葉にガッカリして欲しくないんです。
回復を助ける力
治らなくても再発達させる3つのポイント
私がここまで機能を発達させた中で、
- 幼いと思われることでも存分にやらせる
- 機械音と距離を置く
- 睡眠時間をたっぷり与える
軽視されがちなポイントかもしれませんが、この3つに時間を取ることは重要です。
1.幼いと思われることでも存分にやらせる
まず1つ目が、幼いと思われることでも存分にやらせるということです。
年齢の割にやることが幼いと、親御さんから見た時、
特に、早い発達を願っているほど焦りが出るのではないでしょうか。
でも、
私は、入院していた頃は知能レベル3歳の中学3年生で、子ども向けの教育番組が大好きでした。
同室だった4歳くらいの女の子と、一緒にテレビを見ながら本気で歌って踊っていました。
(友人いわく「衝撃的過ぎて何も言えなかった」とのことです。)
例えば童謡をリピートしていたり、
それでも家族は、好きなようにさせてくれていました。
2.機械音と距離を置く
そして2つ目は、機械音と距離を置くということです。
自分で音を作る(話す)ことに慣れていない時の機械音って、
機械音があると、
話したい言葉が頭に浮かんでも、
意識信号が肉体に伝達するための接続が上手くいかないために起きることかもしれません。
なので、脳と体の動きの連携が上手くいくまでは、
3.睡眠時間をたっぷり与える
そして3つ目は、睡眠時間をたっぷり与えることです。
ですが、十分すぎる睡眠の方がはるかに重要です。
発達途中というのは、
疲れやすく、すぐ眠ってしまうのは、一気にこれ以上の情報を受け入れられないからだと思ってもいいです。
睡眠をただの脳の休息時間と思わずに、
まとめ
脳の写真を見ても分かるように、損傷を受けた中枢神経が戻ってはいないというのが事実。
かなり回復したと思われる私の例でも、発達障害が治るとは言えないのが正直なところです。
ですが、治らない=良くならないということではありませんのでご安心ください。
是非、上に挙げた3つの点を意識して、
\こちらも是非どうぞ/
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