【二ホンライチョウ】絶滅危惧種のヒナを野生へ戻すのは何が難しいの?

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ライチョウのヒナ、めっちゃ可愛い!でも、野生に返すのって難しいんだよね?

日本の特別天然記念物であり、絶滅危惧種でもあるニホンライチョウ。繁殖のため中央アルプスからやってきたライチョウの雌と、那須どうぶつ王国で飼育されていた雄との間にヒナが誕生しました。

これから野生への復帰を目指すにあたり、難しいとされている点は何なのでしょうか。

今回二ホンライチョウのヒナが生まれた「那須どうぶつ王国」はこちら!

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野生への復帰が難しいとされている理由は?

野生へ返すためにヒナを育てる過程で、ヒナの生存率がかなり低下してしまう二ホンライチョウ。ヒナが細菌に感染してしまうため、成鳥にまで育つヒナは多くないのです。一説には、ライチョウが本来住んでいる高地には存在しない細菌に感染するからだという意見もあります。

また、野生の中で生きていくには、餌となる高山植物を消化・吸収するための腸内細菌が必要なのです。完全な人工繁殖のサイクルの中では、ライチョウが野生で生きていくための腸内細菌を得ることができないのです。

というのも、腸内細菌は母鳥の糞を口にすることで獲得できるものだから。つまり、人工繁殖で野生で育った経験のない母鳥からは、免疫をもらうことができないということです。

 

二ホンライチョウの繁殖事業

二ホンライチョウは絶滅危惧種に指定されており、一時は目撃情報も途絶えてしまったほどでした。環境省などにより繁殖事業が開始されてから毎年、繁殖事業は成果を出しています。ただ上で述べた通り、めでたく誕生したヒナも成鳥まで育つことは少ないのです。

2018年に野生のニホンライチョウが確認されてからは、野性の個体を安全な環境で増やして自然に返そうという「復活作戦」が行われています。

こちらが野生出身の母鳥とヒナたちです。

大きく成長してほしいですね^^

 

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ライチョウは野生に帰れるのか

今回「那須どうぶつ王国」で誕生したヒナたちの母鳥は、もともと長野県の中央アルプスから来た野生の二ホンライチョウです。野生の母鳥であれば腸内細菌の問題もクリアできる可能性も高まりますね!

今回、孵化が報じられたのは8匹のヒナですが、あと3羽の母鳥が卵を温めているとのこと。3羽の母鳥のヒナたちも無事誕生し、大所帯で野生に帰れる日が楽しみですね。

今日もお読みくださりありがとうございました!