日本神話にちなんだ海幸山幸|宮崎県の飫肥杉が使われたパワースポット列車

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日南海岸を走る、リゾート特急の「海幸山幸」情報だよ!
土日祝日に1日1本だけ運行する、2両編成の超レアな車両なんですよ。

ローカル線の廃線化が進む中、日南線を盛り上げているのが海幸山幸です。

海幸山幸に乗る子連れ旅をした中での、乗車の際の注意点や知っ得ポイントなどをお伝えします。

また、知られざるスピリチュアルなパワースポット列車としての秘密もお持ち帰りください!

(2021年より、GW、お盆、シルバーウィーク、年末年始などの繁忙期には2往復に増便されました。)

 

海幸山幸の車窓から鬼の洗濯板を眺める。
(あいにくの雨で、写真だと見えにくくてごめんなさい!)

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ローカル列車「海幸山幸」

海幸山幸が走るのは、宮崎県の日南線です。

宮崎県の南宮崎駅から鹿児島県の志布志駅までを、海岸に沿ってワンマン電車が走るのが日南線。

その日南線を、宮崎駅から南郷駅まで運行するのが「海幸山幸」です。

全区間乗ると1時間35分かかります。

私たちは青島から油津までの約1時間乗りました。

レトロ感でいっぱいの青島駅。

日南線の駅は無人駅が多く、この青島駅も無人駅です。

自動改札もなく、時代の流れを感じさせないホッとする駅です。

 

チケット(切符)の購入について

駅が無人ということで、駅では海幸山幸の乗車券は買えません。

事前購入をするときに確認したところ、乗車予約はJR九州内で対面のみ受付できるということでした。

ただ、予約方法などは変わることもあるので、利用されるときに改めてご確認くださいね。

海幸山幸には乗らずに、日南線のワンマン列車を利用する場合は、車内で整理券を取ってください。

降りた駅で運賃を支払います。

 

車内は飫肥杉でいっぱい

期待感高まる音楽とともに、海幸山幸がホームにやってきます。

インスタグラムの動画を是非ご覧くださいね!

車内はとってもいい香り!

飫肥杉(おびすぎ)という地元の木材がいたるところに使われているんです。

動画を見てお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、外装にも飫肥杉が使用されています。

床はもちろん壁も飫肥杉で、ぬくもりいっぱいの木のおもちゃがインテリアとして飾られています。

木のおもちゃが飾られている下のカウンターで、海幸山幸ぬり絵もできます。

車窓を眺めながら、ぬりえを完成させて記念スタンプを押せば立派な旅の思い出に!

もちろん座席に持ち帰ってゆっくり塗ることもできますよ。

長めの乗車ですが、子どもたちも楽しめます。

 

神話紙芝居の読み聞かせもある

宮崎って神話の国とも言われていて、この海幸山幸という名前も日本神話から来ています。

神話というと素敵な響きですが、海幸彦と山幸彦の兄弟げんかの話です。

コノハナは3人の御子を産む。物語に登場するのは、兄のホデリ(海幸)と弟・ホオリ(山幸)で、海幸は海で漁をし、山幸は山で猟をして暮らしていた。あるとき山幸が道具を取り換え、獲物をとってみようと言った。海幸は容易に承知しなかったが、山幸があまりに熱心に頼むので、ついに許した。
 しかし、海幸も山幸も何の獲物も得ることはできなかった。しかも山幸は、兄の大切な釣り針を海の中に失ってしまった。山幸は兄にわび、自分の剣をつぶして千本の針を作ったが、それでも許してもらえなかった。
 山幸が途方に暮れていたところ、そこへ塩椎(しおつち)の神が来て訳を聞き、海神の国に行くことを教えてくれた。山幸は、ワタツミノカミの宮にたどり着いた。そこで美しいトヨタマヒメに出会い、結婚。夢のような3年を過ごした。
 あるとき、山幸は釣り針のことを思い出してため息をついた。トヨタマはすぐ魚を集め、釣り針を探し出した。山幸はそれを持って帰国。無事に釣り針を兄に返した。その後、兄と対立したが、海神がくれた宝玉の力で、兄を降伏させることができた。海幸はこの後、自分は山幸の守護人になると誓った。

みやざきの神話と伝承101より)

このお話の紙芝居を、車内で乗務員の方が読み聞かせてくれます。

手作りの紙芝居に、大人も子どもも引き込まれます。

 

飫肥駅での途中停車でこんなことができる!

南郷方面へ向かう下りの路線では、飫肥駅で10分ほどの観光停車があります。

その時に車両との記念撮影ができたり、地元の特産品の販売などがあったりもします。

このようにワゴンがあってなんだかワクワクします。

娘は日向夏キャンディーを購入しました。

車両との記念撮影の時には、車掌さんの帽子を撮影用に貸してくれますよ。

停車駅だけでなく、海幸山幸の車内でもワゴン販売はあります。

息子は海幸山幸のキーホルダーをゲット!

飫肥駅でのワゴン販売とは内容が違いますが、車内でも沿線の特産品を販売しています。

 

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元々は「神の国・高千穂」を走っていた海幸山幸

この海幸山幸、実は高千穂を走っていた「トロッコ神楽号」を改造して使用しています。

しかも、トロッコ時代も2両編成の日本神話コンビで走っていたそう。

「手力男(たぢからお)」×「天鈿女(あまのうずめ)」から「海幸」×「山幸」になったのです。

(※「たぢからお:力持ちの神」、「あまのうずめ:芸能の女神」と言われています。)

現在の車両は、1号車が「山幸」で、2号車が「海幸」となっています。

廃線となった高千穂鉄道の神話車両が生まれ変わり、新たな神話車両として走っているのです。

 

日本のレイライン

「レイライン」という言葉を聞いたことがありますか?

パワースポットと呼ばれる場所が一直線に並んだ場所と言われています。

茨城県の鹿島神宮と宮崎県の高千穂を一直線に結んだ線は、日本のレイラインとのひとつ。

このレイライン上にあるのはこんなスポット。

  • 東京スカイツリー
  • 皇居
  • 明治神宮
  • 東京タワー
  • 富士山
  • 伊勢神宮
  • 大山陵古墳など

このレイラインの最南端に位置するのが高千穂です。

そんな高千穂を走っていた神話列車の「海幸山幸」は、パワースポット列車とも言えますね!

 

ちなみに、イギリスのレイライン上にはこんなところも!

イギリス・コーンウォールの巨人伝説|ジャックと豆の木の絵本から広がる学び

 

乗車をさらに楽しむために

乗車をより楽しむために、少し神話をかじっておくのもいいですね。

景色やアナウンスなどがもっと楽しめること間違いなし!

わが家では宮崎旅行の前に神話絵本や動画を使って、親子で予習をしておきました。

ちょっと知識を入れるのにおすすめな本と動画を紹介します。

 

神話の予習

お子さんの初めての日本神話におすすめな一冊がこちら。


松谷みよ子さんの文体が、難解な日本神話を親しみやすいものにしてくれます。

絵本の世界と日常の繋がりが見えて、子どもたちにとっても面白くワクワクする旅になるみたいです。


大人にはこんな本もいいですね。

正直、日本神話をしっかり読んでから、日本の神話の神々に親しみがわきました。

神々の魅力も欠点もひっくるめて、現代を生きる私たちにも読みやすく書かれている本がいいですね。

活字が苦手なお子さんや、忙しい親御さんには動画もオススメです。

他にも旅行本やインターネットなども情報収集にいいですね。

色んなツールを使って、旅行に行くまでも楽しみましょう!

 

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まとめ

魅力のいっぱい詰まった海幸山幸。

木のぬくもりだけでなく、人とのふれあいの温かみも感じられる日南線の神話列車でした。

神話の国といわれる宮崎県のリゾート特急は、時間の流れをゆっくり味わえます。

海幸山幸に乗る予定はないよ~、という方も、この機会に日本神話に触れてみるのもおすすめです。

神話だけでない特別な力を感じさせる「海幸山幸」の走りが、これから先も楽しみですね!